【書評】『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』著:八木 仁平

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世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方
のーまる

やりたいことって、どうやって見つけて叶えていけばいいの…?

あなたの「やりたいこと」は見つかっていますか?

私の場合は「学びの楽しさ/魅力を伝えたい」という「やりたいこと」に出会っていますが、
その確信を得て、実際に行動に移していくために本書を手に取りました。

結果としては、自分でもこれまで気付かなかった自分に気付くことができ、自分のやりたいことがより具体的に、解像度高く見えるようになりました

そこからは足りなかったパズルのピースをはめていくように、「やりたいこと」に向かっていけるようになりました

こんなあなたに読んで欲しい!
・やりたいことが何だかわからない
・やりたいことをやっているはずなのに、楽しくない
・自分の長所がわからない
・このままの人生は嫌だという漠然とした不安がある
・やりたいことがあるけど、その実現方法がわからない

のーまる

本書ならではの「自己理解メソッド」。
豊富なワークを通して自分探しの旅を終わらせることができます!

目次

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『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』って、どんな本?

基本情報
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』
著者:八木 仁平
発刊:2020/5/28
出版社:KADOKAWA

世界累計30万部以上を売り上げている本書。オリエンタルラジオ中田敦彦さんのYouTube大学でも取り上げられ、大きな話題となりました。

【やりたいことの見つけ方①】人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド

うーん、さすがはPerfect Human

本書の帯には、こう書かれています。

「自分探しゲーム」から解放される方法、教えます。

断言しよう。「本当にやりたいこと」をして生きていける。それは世界中例外はなく、あなたも!

著者の八木仁平さんは学生時代、コンビニバイトをクビになってしまったことがあるそう。
しかし、自らの強みや「やりたいこと」を見つけてから人生が変わっていきます。
「同じように人生にモヤモヤしている人の悩みを晴らす」ことを目標に据えて自己理解について発信し、やがて独自の「自己理解メソッド」を開発します。

現在では「株式会社ジコリカイ」の代表を務めており、年間200名ものやりたいこと探しを終わらせているそうです。

この本から学べること

この本で学べることとはズバリ、あなた自身についてです。
文章を読んで終わりにするのではなく、掲載されているワークをどんどんこなしていってください
私はA5サイズのノートで8枚分のアウトプットをして、今まで気付かなかった自分に気付くことが出来ています。

この記事では、本書で紹介されている自己理解のポイントについて、2つに絞ってお話します。

「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い

あなたは、「やりたいこと」について以下のように考えていませんか…?

①「一生続けられること」でなければならない
②やりたいことを見つけた時には「運命的な感覚」がある
③「人のためになること」でないといけない
④見つけるには「たくさん行動する」しかない
⑤やりたいことが「仕事」にならない
『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』目次より

本書によれば、これらは全て間違いです。
最初は興味レベルからでも今やりたいことをやればいい。
自分のために生きることが、結果的に人のためにもなる。
やりたいことは自分の中にあり、実現する手段は社会の中にあるのだと本書は主張しています。

のーまる

だから、自己理解が大切なんですね!

好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと

「やりたいこと」ってつまり、好きなことでしょ?

私も最初はそう考えていました。
でも実は、それだけではないのです。

本書によると「好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと」という公式が成り立つのだとか。
まず、好きなことと得意なことは本書でこう定義されています。

・ずっと成長し続けていけるのが「好きなこと」(情熱
・実は全員が持っているのに気づいていない「得意なこと」(才能

得意なことはやっていて楽しく、苦にならないですよね。
それなら「好き×得意=やりたいこと」だけで十分な気がします。

しかし、以下の例をイメージしてみてください。

あなたは、英語の勉強が大好きです。
好きだから毎日勉強していて楽しいし、モチベーションも上がってぐんぐん成長できます。

あなたは人をサポートするのが得意なので、英会話スクールで働き始めます。
「好き×得意=やりたいこと」を実現できる最高の仕事だ!と思いましたが、残業の嵐…。
家族と一緒にご飯を食べることもできず、家には寝に帰るだけの日々。
「これが私のやりたいことなんだろうか…」と悩み始めてしまいます。

そこで「本当にやりたいこと」を実現するために必要なものがもう一つ出てきます。
それこそが「大事なこと」です。

・働き方を決める上で最も「大事なこと」(価値観

これは、あなたがどうありたいかという状態を示します。
「家族と過ごす時間を大切にしたい」「スリリングな毎日より、心穏やかな毎日を過ごしたい」
そう思うのであれば、今の働き方はあなたに合っていないはず。

だから、「好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと」という公式が成り立つのです。

感想

本書でのワークを通して、私は「みんなで一緒に達成したい」「常に楽しく生きていたい」という価値観を新たに見つけることができました

その結果、元々私の中にあった「学びの楽しさ/魅力を伝えたい」という「やりたいこと」は、「学びを楽しめる人を増やす」という「本当にやりたいこと」にブラッシュアップされました。

実現手段については本書に詳しく書かれていませんでしたが、「本当にやりたいこと」を見つけてからは、それに向かうための情報がどんどん入ってくるようになりました!
これからの人生がもっと楽しみになったので、本書には感謝しています。

のーまる

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のーまる
30代 一児の母。事業会社経理。
国家資格キャリアコンサルタント。

20代でうつ病を発症し失業。健康もお金も人脈も無くし、人生のどん底へ突き落される。
7年かけてうつから回復。
5回の転職を繰り返し、現職に至る。
読書によって人生が好転した経験をもとに、学びを楽しみ、自分らしいキャリアを作るための支援を行っている。

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