発信するって、怖いですよね。
自分の意見を書いたら、叩かれるんじゃないか。
心無いバッシングを受けて、心が折れてしまうんじゃないか。
しかし、発信することは自分の可能性を大きく広げてくれると断言できます。
今回ご紹介する書籍は『発信する勇気』。
「ただ見る側」を卒業し、発信で最高の出会いを作るための勇気をもらえる本です。
こんなあなたに読んで欲しい!
・SNSを見るだけだったけど、自分も発信してみたい
・発信に興味はあるけど、怖くて勇気が出ない
・発信を始めたけど、続けていくか悩んでいる
・発信することでどんな変化が起きるのか知りたい
毎日誰かの発信に触れることが当たり前になった現代。
そろそろ蓋をしていた本当の自分を開放して、あなたも発信側になってみませんか?
本書を読むと、恐怖や不安を乗り越えて「発信する勇気」が湧いてきます。

発信歴約2年半、キャリアコンサルタントの私がレビューします。
『発信する勇気』って、どんな本?
基本情報
著者:末吉 宏臣
発刊:2024/2/16
出版社:PHP研究所
著者はセミナー講師やコンサルティングを行う「ライフワークの専門家」。
noteのフォロワー数は2万人を超え、本田健氏、堀江貴文氏などの電子書籍やコンテンツのプロデュースも手掛けているそうです。
本書の目的
「発信するだけでまったく人生は変わる」ということを伝える
あなたが発信をすることで、共感する人が出てきます。
すると波長が合う人や出来事が集まってきて、その結果として素晴らしい未来を引き寄せてくれることがあるのです。
自分から発信することは、「この指止まれ」をするようなもの(P4)
本書は主に「これから発信を始めてみようかな」と考える人へ、勇気を与えてくれる本です。



私もまさにこんな経験をしてきたので、納得感でいっぱいです!
『発信する勇気』はどんな内容?
本書の目次は以下のようになっています。
プロローグ:1億総発信時代で、苦々しい思いをしている人が増えている?
第1章:なぜ、人は勇気が持てないのか?
第2章:発信する人生、発信しない人生
第3章:「いまのあなた」にこそ、発信する価値がある
第4章:さぁ、あなたも発信してみよう!
第5章:発信にまつわる不要な思い込みや感情を手放す
第6章:勇気を出して、あなたの影響力を開放する
本書は、発信に関する本であり、勇気についての本です。
人の目を気にしてやりたいことや言いたいことを我慢した、偽りの自分で生きるのをやめる勇気、自分自身を取り戻し、ありのままの自分を表現する勇気の本です。(P25)
本記事では、この中から特に印象的だった部分をご紹介します。
必要なのは、小さな勇気
「さぁ、あなたも発信者になりましょう!」と言われても、こう思ってしまいませんか。



「自分には価値のある発信なんてできない」
「こんなこと発信したって意味がない」
私も最初はそうでした。
実は、その自信のなさが現れているのが、私のアカウント名「のーまる」です。
アカウント名の由来を聞かれたら、一応以下のように答えます。
・「のーまる」だから、これから何にだってなれる。
・「ニューノーマル」という言葉が好き。新しい普通を作りたい。
でも正直、どうやって決めたかというと…
・やべ、何も思いつかない。
・自分には人に伝えられるものなんてないし、人より優れているものも、大した趣味もない。
→自分はいたって普通の人間で、何の特徴もないから「のーまる」でいいや。(字面もかわいいしw)
しかも発信を始めた動機はお金、つまり「副収入が欲しい!」という気持ちでした。
そんな私ですが、Xで毎日発信をして数ヶ月のうちに、行動や心境に変化が起き始めました。
(次の項目で詳しくお伝えします)
私はただの会社員で、特別なものは何もなく、むしろうつ病でのブランク持ちの劣等生だと思っていました。
でもちょっとの勇気を持って発信してみたら、「人生変わった」と言えるレベルの変化があったのです。
あなたにとって大切なこと、人生を大きく変えるかもしれないことだからこそ、勇気が出ないのかもしれません(P32)
人間は基本的に、変化を恐れる生き物。
恐怖は自分の身を守るために備わっている本能で、感じて当たり前の感情です。
でもこの記事を読んでいるあなたには「変わりたい」「挑戦してみたい」という気持ちがあるはず。
だから怖くても、あなたにも”ほんのちょっと”だけの勇気を出してみて欲しいと私も思います。
「自信がないままでいいので、一歩踏み出してみましょう(P32)」



著者のメッセージに大共感して、ついアツく語ってしまいました…
発信することで起きる7つの変化
本書によると、発信することで以下のメリットが得られるとのことです。
- 自分に対する理解度がどんどん深まる
- やりたいことが自然とわかる
- ふだん出会えない人とつながる
- 人から好かれるようになる
- お金や人脈、チャンスに恵まれる
- 信用貯金がみるみる増える
- 感謝や喜びであふれる毎日を過ごせる
こちらも、発信を続けてきた私としてはすべて納得のいく内容でした。
まず、発信して数ヶ月で、マインドや行動に変化が現れてきました。
フォロワー4桁突破(記事執筆現在は2,800フォロワー)
インフルエンサーの読書コミュニティーへ参加
読書友達ができ、リアルイベントや読書会にも参加
Xスペースに挑戦
更にそのあと、環境にも次々と変化が現れます。
著者/出版社からご献本
書評コンテストで最優秀賞
出版社から単独講演会の依頼(33名集客)
本の制作協力依頼、奥付に本名掲載
書店やブックホテルに所属するチームの本棚ができ、アカウントが紹介される
読書家として、こんなに光栄で嬉しいことがあるでしょうか。
発信をしないただの会社員だった私からすると想像も出来ないほど大きな経験ができたのは、発信のおかげです。
やりたいことも得意も、仲間も目標も、私は発信を通して見つけることができました。
発信で自分を取り戻そう
発信するというのは、「自分がどういう人間であるか」を示していくこと。
そして「私はこういうことで心が動いた」ということを言葉にすることです。
発信すると、あなたという存在の輪郭をはっきりさせてくれる(P66)
仕事、学校、社会で他人軸で生きてきた人ほど、本当の自分がわからなくなっているはず。
しかし、日々発信しているとアンテナが立ち「私はこれが好き/嫌いなんだ」といった気持ちの些細な変化に気付けるようになります。
その結果、隠れてしまったり、忘れてしまっていた自分を取り戻していくことができるのです。



私も発信を始めたことで、自分を取り戻せた一人です。
おわりに
すでに発信を始めて2年以上が経つ私ですが、本書を読んで改めて「発信者になってよかった」と感じられました。
そして私自身、発信の素晴らしさを伝えたくてこの書評を書きました。
本書からは「読者に勇気を出してほしい」というメッセージが一冊を通して伝わってきて、
「あと一歩が踏み出せなかった」という方の背中を優しく押してくれる本になりそうです。
本書を読んで、一緒に「発信する側」の世界を楽しんでみませんか。
日々発信をしていてしんどくなったら、こちらの本を。
書くテクニックだけでなく、モチベーションも向上させてくれる一冊。
私は本棚の目立つところに置いて、何度も読み返しています。