仕事、家庭、趣味、お金…何かを得るには、何かを諦めなければならない。
そう思っていませんか?
今回ご紹介する『私達は”通勤”を辞めました』は、新時代の働き方である在宅ワークによって
理想の人生を諦めない生き方を実現するためのお守りとなる一冊です。
こんなあなたに読んで欲しい!
・出産、育児、夫の転勤等でキャリアが中断してしまった女性
・今の働き方に疑問を持ち始めた方
・在宅ワーク/フリーランスに関心がある方
本書は主に、女性に向けて書かれています。
実際に諦めない生き方を実現した女性のエピソードが掲載されており、「自分には無理」と思っている方にも具体的なビジョンが見えてくるようになっています。
本書について、国家資格キャリアコンサルタントでもある私がレビューします!
『私たちは“通勤”を辞めました』って、どんな本?
基本情報
著者:小森 優
発刊:2024/12/16
出版社:KADOKAWA
著者は、女性のリモートワーク実践スクール『リモラボ』の代表である小森優さん。
オンラインスクールのメンバーは累計5,000名を超えるのだそうです。
☑本書の目的
・女性の持つ働き方の常識を変え、幸せな人生を歩んでもらう
・『リモラボ』が積み上げてきた実績や経験をもとに、読者の人生を大きく変える働き方を伝える
前半は著者による在宅ワークやキャリアについての考え方等の解説、後半は20人の体験談が人生グラフ、一日のスケジュール、読者へのメッセージとともに紹介されています。
在宅ワークで諦めない人生を歩もう
コロナ禍を経て広く広まった在宅/リモートワークという働き方。
SNSやクラウドソーシングの普及によって、フリーランスに転身する方も増えてきました。
本書では、そんな働き方までの道のりと、転身した先の未来について知ることができます。
在宅ワークで叶えられること
本書では、在宅ワークで以下の5つの自由を手に入れることにより、キャリアの壁の解消や女性の幸福度向上が実現できると述べられています。
異動、結婚、出産、育児、介護、病気など、特に女性はライフスタイルの変化が激しい人生を送ることになります。
それがキャリアの壁となり、働き方を考え直さなくてはいけない機会も多く訪れます。
もう、理想のキャリアを諦めなければいけないのかな…
そのように悩んでいる女性は今もとても多いのではないでしょうか。
私自身もこれまで、うつ病、介護、出産、育児による壁を感じてきました。
特に妊娠や出産は、女性だけに訪れる試練。
しかし、5つの自由が手に入ればどうでしょうか。
・通勤時間がなく、家族との時間や趣味の時間が増える
・朝型/夜型など、自分のリズムに合わせて効率的に働ける
・その月の出費等に合わせて仕事量を調整できる
・好ましい人との人間関係を築くことでストレスが軽減する
・子どもが小さいうちは負担の少ない業務を選ぶなど、キャリアパスを選択できる
多くの人にとって、在宅ワークはとても魅力的な選択肢といえるでしょう。
ただし、自己管理が求められる在宅ワークはもちろん利点ばかりではありません。
本書では、「在宅ワークの落とし穴」についても解説されています。
キャリア迷子にならない土台をつくろう
本書では以下のように述べられています。
幸せな人生を送ることが目的であり、働き方やスキルアップはそのための単なる手段(P45)
キャリアについて考える際「自分はどんな人生を送りたいのか」「どんな人間でありたいのか」
「自分が幸せであると感じられるのは、どんな働き方なのか」と問うことがとても重要です。
また同時に、自分の現在地を知ることもとても重要。
地図アプリで行き先を検索するときのことを考えてみてください。
最低限必要なのが現在地と目的地。
それを入力したあと、行き方(ルート、交通手段)を選択しますよね。
それを理解しないままで資格ゲッターになったり、知識コレクターになったりすると…
そのうちに「あれ、自分はどこに行きたかったんだっけ…」と「キャリア迷子」になってしまうことも。
始めにしっかりした自己分析を行っておくことで、強い動機の土台を作ることができます。
本書では、自己分析のための3つのポイントやアクションプランの立て方も解説されています。
ロールモデルをつくろう
ロールモデルといえば、考え方や行動の「お手本となる人物」。
本書によると、「ロールモデルは必ずしも一人である必要はありません」(P128)
本書には以下のような女性がフリーランスに転身し、諦めない自由な生き方を手に入れた事例が掲載されていました。
・夫の転勤を期に専業主婦になった
・終電ギリギリの帰宅が続き、結婚や子育てとの両立が不安だった
・子どものバイト代よりも低い収入で、自分は価値がない人間だと感じていた
・適応障害で退職し、自信をなくした
私自身も過去にうつ病になったり、日付が変わってから帰宅する毎日だったり、
つわりが辛くて退職を考えたりしたことがありました。
その度に「自分はなんてダメなんだろう。なんで頑張れないんだろう。」と悩みました。
その時「こんな働き方もある」「諦めない生き方は実現できる」と知っていたら…。
自分や未来についてもっとポジティブに考えることができたのではないかと思います。
経験談にあった「自分で道を作っていくことができるという自信がついた」(P206)という言葉にハッとしました!
ネガティブな思い込みを捨てよう
ここまで、本書で述べられている魅力的な未来についてお話しました。
しかし今、こう思っていませんか。
そうは言っても…私にはできない
「今は~だからできない」「過去に~だったから無理」「私にはできない」
実は私の頭の中にも、このような言葉が浮かんでいました。
しかし著者はこう言います。
必要な行動をすれば必ず実現できると断言できます(P4)
「今できていない」というのは「未来もできない」ということではない(P252)
本書は著者だけの経験談ではなく、5,000名以上のサポート経験や実際のエピソードをもとにしているため、
「自分にもできる」というマインドセットを作ることができます。
ネガティブな考えは一旦捨てて、
「実現するには何をすればよいか」と考えるようにしましょう。
おわりに
本書を読んだ今感じていることは「自分も、いつの間にか自分の可能性を狭めていたかもしれない」
「諦めることを当たり前と考えてはいけない」ということです。
女性である私自身、今の社会の状況では女性の望むキャリア形成は非常に難しいと感じています。
でも、だからこそ「ワガママ」になって諦めない人生を自分自身で掴みに行くこともできる時代。
本書を読むことで視野が広くなり、ワガママになる勇気を貰えました。
本書やこの記事が、皆さんの希望になれば嬉しいです!
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