はじめまして。
管理人の「のーまる」です!
まずは簡単に自己紹介します。
- 30代 事業会社経理
- 一児の母(0歳 男の子)
- Twitter(X)で「おとなの学び」について発信
- 国家資格キャリアコンサルタント(第25回試験 オールA判定一発合格)
- 簿記検定2級
- アロマテラピー検定1級
- 秘書検定 準1級
- うつ病歴あり(→7年かけて回復!)
- チョコレート大好き
- 読書コミュニティ:Lectio 所属
- サンクチュアリ出版様より講演依頼→2023/5/26講演開催
- 『世界一やさしい「才能」の見つけ方』書評キャンペーン最優秀賞
- アドラー流メンタルトレーナー
- edX:Imperial College London:Coaching Skills for Learner-Centred Conversations修了
- 育休後コンサルタント認定 育休後アドバイザー
次に「ストレングスファインダー」で見つけた私の強みについて。
ご覧の通り、学習欲や分析思考が強い人間です。
- 学習欲
- 調和性
- 分析思考
- 個別化
- 公平性
改めまして、当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。
はじめに皆さんへお伝えしたいことがあります。それは、私は誰もが羨むような成功者ではないということです。
ですから、このブログに書くことは「成功者が教える」知識ではありません。
でも失敗を繰り返し、人生を諦めかけた私だからこそわかったことがあります。
それは、大人になってから学ぶことの素晴らしさと楽しさ。
このページでは皆さんに、私自身のこれまでと、これからをお話しします。
ここまで詳しく書くのは初めてなので、ドキドキです。
つらい。でも頑張れた子供時代
親の別居・離婚・再婚
物心つく前から、両親はよく喧嘩していました。その後別居。
当時3歳ぐらいの私は、「どっちについていく?」と聞かれ、母を選びました。
それから数年間は母子家庭で暮らしました。
自転車も変えないほど貧しかったけれど、母の沢山の愛情のおかげで2人暮らしは楽しかったです。
私が小学生の頃に離婚が成立。そして、母は再婚。私も新しい父を喜んで迎えました。
新しい家族の暮らし
しかし新しい父と母は毎日のように喧嘩。
元からうつ病だった母はヒステリックに怒り、物を投げつけたり壊したり、3人で外出しても大声で喧嘩。
私は泣きながら両親の仲裁に入ることも少なくありませんでした。
「今日は喧嘩してないといいな…」なんて考えながら学校から帰り、
「今は話しかけても大丈夫かな…」と常に親の機嫌を伺っていたのをよく覚えています。
夜に「今から出ていくから荷物まとめて」と起こされたり、
「今から死んでくる」なんて言われて必死に母を探し回ることもしょっちゅう。
少しでも大きな音や声が聞こえたら「また喧嘩か!?」と恐れてしまう。
ストレスでうつが悪化した母は、買い物依存症になり通販で散財。とても不安定な毎日でした。
勉強は自分の支えだった
こんな生活の中で、私は勉強で自己肯定感を保っていました。
「学年1位」や「100点」を取ることが自分の支えでした。
私が勉強を頑張りさえすれば、みんな笑顔で喜んでくれて、機嫌も少しは良くなるのです。
それをモチベーションに勉強を頑張った結果、私は世間で難関大学と言われる国際基督教大学(ICU)に進学することが出来ました。
これには本当に、親戚中が喜びました。
ちなみに、大好きな私の母校、国際基督教大学はリベラルアーツ教育やクリティカルシンキングに力を入れている大学です。
入学式には「世界人権宣言」の原則にたって大学生活を送る旨を記した誓約書に全学生が署名をするほど、今よりもずっと前から、人権への意識も高いです。
平和研究や国際関係研究に力を入れていることもあり、国連で働きたいという学生も少なくありません。
ここには本気で勉強に取り組む学生や勉強大好きな学生が揃っていて、大きな刺激になりました。
私はここで、ずっと関心があった言語学という学問を学びます。
人はどうやって第二言語を身に着けるのか。言語をつかさどる脳の仕組みはどうなっているのか。
他にも言語の辿ってきた歴史や、心理についても学べる、とても面白い学問です。
でも私は、周りの超がつくほど優秀な学生や帰国子女の方と一緒に学んでいるうちに「住む世界が違う…」とネガティブになってしまったり、精神状態が安定しなかったりで、学問に思いっきり打ち込むことが出来ませんでした。
今でも母校は大好きですし、サークルも含めて楽しい学生生活でした。
でも、このときの勉強の成果に対しては今でも少し悔いが残っています。
就職。生き方がわからなくなった。
就職と、経理との出会い
リーマンショック後の就職活動は困難でしたが、なんとか就職も決定。
当時の私は、オフィスカジュアルを着こなすクールなキャリアOLに憧れていました。
…ですが、そう上手くはいかなかったのです。
新卒で入った会社で、私は経理部へ配属となりました。
正直言って…やりたい仕事ではなかったです。なぜなら私は、数字が大の苦手。
でも良い先輩方に恵まれたこともあり、経理の仕事は少しずつ楽しくなってきました。
理解すればするほど仕事ができるようになり、認められていくことが嬉しい。
これは持論ですが、経理に必要なのは「数字が得意」なことではなく、分析的思考・批判的思考・論理的思考や理解力だったりします。
細かいことが気になって仕方がなく、分析や学習が好きな私には、意外と向いている仕事だったようです。
決定的な事件
しかし就職して少し経った頃、母が詐欺に合いました。
私や親戚も母から「医療費に使う」等と騙されてしまい、お金を渡してしまいました。
大好きだったバイトの最後の給料も、新卒の初任給も、ほとんど使われてしまいました。
一生懸命働いているのに、お昼を食べるお金もろくに無い。食べる気力も湧かない。
これには本当に、打ちのめされました。
母の買い物依存症は加速するばかりで、結局両親は自己破産。
私はそれに掛かる費用を借金で立て替えることになりました。
身体と心の異変
そんな家のトラブルと慣れない仕事、決算期の残業など、
色々な要因が積み重なり、私は徐々に壊れていきました。
食欲がない。
眠れない。
手が震える。
考えがまとまらない。
走った後のように心臓がドキドキして、息が切れる。
家から出ようとすると、涙が止まらなくなってしまう。
しかし、健康診断や内科での検査の結果では目立った問題がありません。そして私は…
「適応障害」「うつ病」と診断されました。
しばらくの休職期間を経て、最初の会社を退職しました。
最後にあいさつに行った時は涙が止まりませんでした。
もっとこの会社で働きたかった。こんな形で辞めたくなかった。
情けなくて、悔しくて、本当に本当に悲しかったです。
人生終わったと思った。でも…
うつとの闘い
辛い日々は数年間、続きました。
最初は「1か月も休めば良くなるだろう」と思っていたのに、ちっとも元気になれない…。
経済的にも困窮していた私は焦って転職。しかし病み上がりの心身で無理はきかず、退職。
結果として、短期離職を繰り返してしまうこととなったのです。
これまでお話しした理由や奨学金という名の借金によりお金もなかったので、数年間は障害年金を頼りに暮らしました。
これは本当に助かりましたが「クールなキャリアOL」という理想とはかけ離れており、空しくて悔しい日々でした。
「また働けるようになる」ことは私の希望でした。
でも…何度挑戦してもうまくいかない。
もう、死んでしまいたいと思いました。
辛すぎて薬を大量服薬してしまい、自分の名前すらも言えない状態で病院に運ばれたこともありました。
ピンチを救ってくれた学び
しかし意外なことに、これだけの転職歴やブランクがあるにも関わらず、転職先はいつもすぐに決まりました。
このとき私を救ってくれたのは、新卒の時に身につけた経理・簿記の知識と実務経験でした。
経理はどの業界でも必要とされており、引く手もあまただったのです。
当時の私は簿記検定3級の知識と3年に満たない実務経験しかなかったにも関わらず、
経理経験をアピールしての転職活動は、非常に高い通過率で進んだのです。
この簿記の知識のほか、大学で学んだクリティカルシンキングや、
アルバイトで身に着けた対人スキルなどは
どこの会社に行っても役に立ち、私を助けてくれました。
これまで一生懸命学んで身に着けたことは、ぜんぶ無駄ではなかったのです。
今と、これから
今の私
今、私は会社の経理として働いています。普通の会社員と思って頂けたら良いです。
夫の支えにより実家を出ることができ、7年ほど苦しんだうつ病からも回復しました。
そして驚くべきことに、両親は今はとても仲良しです。
実の父も育ての父も、私のことを大切にしてくれています。
昔、思い描いていた素敵な自分になれているか…
その答えはNoかもしれません。
でも、とても良い仲間に恵まれ、大変ながらも楽しく仕事ができています。
そして毎日毎日、スキルを磨き、学び、発信することを楽しんでいます。
毎日学んでいて気付いた、「おとなの学び」の意味
こうして学んで発信を続けているうち、気付いたことがあります。
それは、学ぶことで、自分を取り戻すことができるということ。
大人の勉強は成績や評価が全てではなく、自分が好きなことを好きなだけ学べます。
学ぶと成長が感じられるので、自己肯定感が上がります。
主体的に学ぶことで、自己コントロール感を得ることができます。
学ぶことで恐怖が減り、積極的に挑戦が出来るようになります。
そうして行動していくうちに、自分が心から一緒に居たいと思える仲間に出会えます。
だから私は、学びがとても楽しいのです。
これからの私がしたいこと
まずは、いま様々な状況で苦労されている方、目標を達成するために頑張っている方、
将来が不安で悩んでいる方、苦しんでいる方、全ての方に「大丈夫、なんとかなる」と伝えたいです。
そのために2024年、国家資格キャリアコンサルタント資格を取得しました。
私は成功者ではありません。研究者でもなければ超一流のビジネスパーソンでもありません。
ですから、日頃学習をしている方は当ブログの内容をもの足りなく感じるかも知れません。
でも、何度も失敗しながら、辛い状況を乗り越えてようやく人生を好転させた私だからこそ
人生を取り戻す学びの素晴らしさを伝え、いま、生き辛いと感じている人を応援したい。
今日は昨日より成長した自分になる
楽しく学んで、幸せになる人を増やす
「学ぶ大人はカッコいい」という世界にする
これが私の今の目標です。
このブログが皆さんの、そして私自身の成長の助けになりますように。
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